
二渡神社
二渡神社は鎮座地である南三陸町の戸倉にある”長清水”という小さな地域の鎮守さまとしてお祀りされている小さい神社です。
観光や参拝などで毎日のようにたくさんの人で賑わっている、広い敷地に大きく豪華な社殿があるような神社とは趣の違う神社で、海抜35mの小高い場所、207段の石段を登った先で木々に囲まれてひっそりと鎮座しています。
電気も水道も通っていない、もちろんWiFiも飛んでいない静かな場所。
古く小さい権現造りの社殿だけがそこにあります。
ご祭神
伊奘諾尊(イザナギノミコト)
伊奘冉尊(イザナミノミコト)
鎮座地
宮城県本吉郡南三陸町
戸倉字長清水33-1
例祭日
旧暦9月1日
(前日祭は例祭前日の午後7時前後となります)
由緒について
二渡神社の由緒については、その詳細は不明です。
長い歴史の中で津波や大火、土砂災害などの多くの災害に見舞われたことで、古い文献や由緒・歴史を記したものが全て失われたことが原因であると思われます。
「長清水開闢の古社であり、多賀大社よりの勧請…」という一文のみがあったことだけ口伝で伝えられています。